帝王切開での出産も立派な出産です

「帝王切開で出産した場合、次の出産も帝王切開になるんですよね?」

 

とよく聞かれます。
私自身、1人目帝王切開で出産し、2人目も帝王切開でした。

 

ただ、どちらとも初めから帝王切開での出産の予定ではなく、
『児頭骨盤変位症』とのことでの帝王切開でした。

 

この児頭骨盤変位症というのは、
産道よりも赤ちゃんの頭が大きいために
経腟分娩での出産が難しいため、
帝王切開での出産ということになります。

頭が大きすぎたんですね。
確かに出産後、
赤ちゃんの頭囲を図ると通常よりも2㎝ほど大きかったです。

 

話を戻しますが、
1人目は緊急で帝王切開になったので、
2人目は自然分娩を希望し、
産院の先生にもその旨伝え了承を得て
同意書を書いて経過をみました。

 

1人目を帝王切開で出産し、
2人目を自然分娩で出産することを
VBAG(ブイバック)と言います。

 

一度、帝王切開で出産をしていると、
子宮を切って赤ちゃんを取り出し、
その後縫合という過程を経ているので、
通常の子宮の状態よりも圧力に弱い状態です。

 

出産は、
子宮の収縮によって起こるため、
子宮破裂のキケン性も伴い、
また母子へのリスクも高くなります。

 

このことより、
大抵の場合は二回目も帝王切開ということが多いです。

 

ただ、
その方の子宮の状態や主治医の先生の見解によっては、
自然分娩での出産も可能のため、

出産時のリスクやキケン性を伴った場合は、
帝王切開に切り替えます、
といった内容の同意書にサインをして
VBACで経過をたどります。

 

私はこのVBAGを希望し、
経過を見てましたが、
38週目になってもなかなか産まれる気配がないことから、
帝王切開の予定を組みましょう、
ということでギリギリの42週目に手術日を入れ、
最後まで自然分娩にこだわっていました。

 

というのも、
1人目も自然分娩と考えて、
2日半陣痛を絶えたのに、
最終的には帝王切開になったことが
とてもツライと感じていました。

 

そのため、2人目は自然分娩で出産したい
という希望がありました。

 

しかし、41週6日になっても産まれてこなかったので、
いよいよ明日手術日ということで、
入院した前日の夜になんと!陣痛がきたのです。

 

これで、いよいよ出産まじかか
という思いで分娩台の上で踏ん張ったのですが、
一度帝王切開をした場合、促進剤が使えません。

 

なので、自力で6時間ほど耐えておりましたが、
子宮は開いているのに全くもって
赤ちゃんが降りてこないのです。

 

これはもしや1人目のパターン?と思っていた矢先、
主治医の先生から
「ここまできて産まれないのはもう難しいです。
予定通り帝王切開に切り替えましょう」
と声を掛けられました。

 

子供がもう生まれるようという
お知らせの陣痛を味わっただけで
充分という気持ちになり、
母子の体力、健康面を鑑み、
予定通り帝王切開での出産となりました。

どの出産でも無事に産まれたらすばらしい

自然分娩は当たり前と
私自身そう思っていました。

 

しかし、出産に当たり前はありません。
常に生死との隣りあわせだと、
出産して初めて知りました。

 

私の中で、帝王切開での出産は母親の体の問題だと
すごく感じていただけに、
1人目を出産した時は帝王切開で産んだという事が
とても恥ずかしくてなかなか言えませんでした。

 

また帝王切開での出産は、
お腹を切っているの分、体のあちこちがとても痛く、
産後直後は腹圧がかかる動作、くしゃみ、咳、起き上がりが
とても痛くて悲鳴を上げるほどつらかったです。

 

しかも産後というのは、
気持ちが不安定になるため、
体も心もボロボロというのは
このことを言うのかと感じるぐらいでした。

 

しかし、あるドラマを見た時に
私の出産に対する価値観がガラリと変わりました。

 

「こうのとり先生」です。

このドラマは出産現場で働く医者、助産師、
そして色んな環境下で出産をするお母さん、
それを取り巻く家族のドラマです。

 

このドラマの一コマに、
帝王切開で出産した母親が自分を嘆くシーンがあり、
その時に綾野剛演じるこうのとり先生が
「どの出産でも無事に産まれたらすばらしい」と
産後のお母さんに声をかけるシーンがありました。

 

そのシーンは、
まさに私が感じていた心の内を
こうのとり先生が優しく諭してくれる
言葉だったのです。

 

これを見てから、
私の出産に対する価値観というのが
ものすごく変わりました。

 

本当に無事に産まれてくれただけで奇跡だということ。

 
帝王切開で出産した母親は全く悪くない。
奇跡を産んだすばらしいものだと、ということ。
本当に自分と重なり合って、このシーンは号泣状態でした…。

 

これからというもの、
私は帝王切開で出産経験を
プラスに捉えることができるようになりました。

 

そして、今現在、
帝王切開で出産したお母さんの体を見るときは
自分の経験も併せ、縫合部のケアの必要性を伝え、
産後の体が楽になるよう妊娠中からのケアに力を入れております。

 

また、VBAC(次回は自然分娩で)を希望する方がいらしたら、
自然分娩で迎えられるよう骨盤周囲のケア、縫合部のケア、
お腹の赤ちゃんが臨月まで柔らかい気持ちい胎内で
暮らせるようにケアを行っております。

 

帝王切開での出産は恥ずかしい事ではありません。
奇跡を産んだことに自信を持ちましょう。

 

今、出産で悩んでいる方がいらっしゃったら、
私の経験がきっとあなたのお役に立つかもしれません。

 

何か気になることがありましたら、
お気軽にご相談くださいね。

 

最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。

からだケアサロン らぱーちょ

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